愛知環状鉄道は、県と岡崎市、瀬戸市、春日井市、豊田市の出資により設立された第三セクター鉄道で、沿線による通勤や通学はもちろんのこと、今はジブリパークで多くの人々に利用されています。この関連市の県議会議員で「愛知環状鉄道利用促進議員連絡会を結成しており、今日は各地域の市長の皆様、愛知環状鉄道株式会社代表取締役、都市・交通局長も参加して懇談会を開催しました。
実は鉄道車両にジブリパーク仕様のラッピング電車が運行されていますが、我々の提案からラッピングが実現し、ジブリパークの盛り上げに一役買っていることを大変喜ばしく思っております。この日は私も高蔵寺から愛環に乗りましたが、運よくラッピング電車に乗る事ができました。なかなか走っていないそうで、皆様から「とてもラッキーだった。」と言われました。
私はこの連絡会の会長を務めており、最初に挨拶いたしました。「ジブリパークは『ジブリの大倉庫、青春の丘、どんどこ森、もののけの里、魔女の谷』と全ての施設が完成し、毎日賑わいを見せております。いかに利用客数を増やしていくか、関連する地域の首長様・議員の皆様より様々なご意見やアイディアを伺いながら、この会を盛り上げていきたいと思います。」とお話しました。
その後、代表取締役社長から近況報告がありました。R元年には輸送人員が1,883万人でしたが、R2年度にはコロナにより前年比69.7%まで輸送人員が減少しました。コロナが5類に移行してから徐々に回復し、R5には1,500万人で85.1%となっています。1日平均乗降人員も岡崎、中岡崎、三河豊田、新豊田、八草、瀬戸市、高蔵寺駅全てで増加したとのことです。
令和6年度の事業計画として、『①安全安定輸送の確保 ②お客様サービスの向上 ③鉄道利用促進の取組 ④健全な経営の確保』が示されました。特に利用促進の点において、ジブリパークの全5エリアの開園に伴う入園者の取込みに向け、アクセスルートの周知を行うこと、来年愛知万博20周年記念事業の広報と連携し、モリコロパークでのイベント開催と愛環利用をつなげるとのことです。